第4部オレゴン 森と湖の国で(1)
7月29日(火)CA−OR州境〜8月20日(水)OR−WA州境
8月3日(日) 8時過ぎ起床。6時ごろから目は覚めていたが、雨が止まずうつらうつらしながら雨が止むのを待つ。/9時出発。歩きながら、明日中のCraterLake着をあきらめ、休憩をとることに。/11時半、FishLakeTrail。/12時、FishLakeへ立ち寄る。シャワーを浴びて、ハンバーガーを食べてようやく人心地がついた。ガイドブックを改めて読み直して今後の予定を練る。やはり先の予定を立てないと落ち着かない。/13時30分、FishLake着。14時30分、トレイルに戻る。/すれ違うハイカーから情報をもらう。夕方からまた雨、蚊もひどくなる。/19:00、chiristics spring。いい水で助かる。丘の上にキャンプ、念のためタープを張る。/夕食はラーメン、蚊が久しぶりにひどい。くつろげない。/バグズビビーが無かったら眠れないところだ。/やはりテントの快適性にはかなわないが、雨さえなければもう少し快適度があがるのだろうけど。/両足とも、虫刺され(ダニ?)がひどい。マットかシュラフにいるのだろうか。どうしようもない。ウナコーワが気持ちいい。/やはりPCTは楽させてはくれないな・・・ Today 19.8Mi Total 1788.3
本当は使用したギアーリストのところで紹介しなければいけないのだけれど、今回の旅ではいろいろな道具を試してみた。一番頭を悩ませたのが、キャンプのときのスタイル、つまり、どんなテントを使うのか、ということである。雨の多い日本では、バックパッキングであれキャンプであれ、一晩を過ごすのにテント以外を使用することはほぼありえない。防水性、防風性、居住性、どれをとっても完璧だし、日本製テントの技術水準は間違いなく世界最高レベルだと思う。ただ、この旅ではキャンプをしにきたのではなく、歩くことが主眼となっているため、(PCTキャンパーでなく、僕らはPCTハイカーなのだ)最も重要視されるのは快適性ではなく、どれくらい軽いか(あるいは重いか)ということになるのだ。どんなに快適なテントでも重くては前に進めない。しかし、夜快適に休めなければ前に進む体力は回復しない。
この狭間で多くのハイカーが知恵をしぼり、それぞれにあったスタイルを選択している。
テント、タープ、ビビーサック、地面にシート1枚・・・僕の場合には自分にあった旅のスタイルが出来上がる頃にカナダに着いてしまったが。